日曜講座は大学受験のための教室です。


【講義内容】 この講座の目的とは、単にせせこましく知識や情報を詰め込む「お勉強」などではなく、わたしたちの世界にある知識や情報がなぜ重要なのか、なぜわたしたちは考えるのか、と、素朴に「知との出会い」を経験してもらうことです。いうならば、ごく一握りの大学や大学院でのもっともスリリングな類のゼミや講義を先取りして体験する機会であります。  それは、ただ事物を暗記して中途半端な物知りになって、その結果として知に振り回されて何もできやしなくなるのではなくして、勉強によって学んだ知識を実際の日常生活のなかで使ってみることを学ぶものであり、単なる暗記力や論理的な思考に留まるものではありません。  本当によく学んだ者は、よく教えることもでき、またよく行えるはずです。抽象的な概念の操作や議論、人前で語ることに慣れ、他者を理解すること、勉強したことを日々の生活のなかで自分の生き方に活かすことこそ、学問の醍醐味です。でも残念ながら、日本の教育において中学高校どころか、不名誉なことにほとんどの大学や大学院でも行われているわけではありません。この「日本の学問最前線」では、それをやってみようというのです。  授業は、①大学や大学院で学ぶことを先取りするようなリベラルアーツの講義やゼミに関連したテクストを丁寧に講読し、②テクストに関連する映像などの資料を読み解き議論するという2つの形式で進めます。哲学、法学・政治学、社会学、国際関係論といった人文・社会科学の基礎から学びます。  今年のテーマは「現代世界秩序の形成と変容」です。国際政治からグローバルな文化現象まで、どのように世界秩序が形成され変容しつつあるのかを丁寧に読んでいきます。 ※書籍を手配する関係上、この講座はお申し込み後のキャンセルができませんのでご注意ください。 【開講日】 2017年度は終了しました 【受講料】 ¥32,000 ■この講座では,これまでにこんな書籍を読んできました■
  • ウォルター・ベンヤミン『暴力批判論』岩波文庫
  • ウォルツ『人間・国家・戦争』勁草書房)
  • カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況』岩波現代文庫
  • カール・シュミット『政治的なものの概念』未来社
  • カール・シュミット『大地のノモス』慈学出版社
  • サントリー文化財団『「災後」の文明』阪急コミュニケーションズ
  • ハート&ネグリ『叛逆』NHKブックス
  • プラトン『ゴルギアス』岩波文庫
  • プラトン『国家』岩波文庫
  • ホルクハイマー、アドルノ『啓蒙の弁証法』岩波文庫
  • ポール・ヴィリリオ『速度と政治:地政学から時政学へ』平凡社ライブラリー
  • レイモンド・ウィリアムズ『モダニズムの政治学』九州大学出版会
  • 井上ひさし『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』講談社
  • 羽田正『新しい世界史へ』岩波新書
  • 丸山眞男『政治の世界』岩波文庫
  • 丸山眞男『超国家主義の論理と心理』岩波現代文庫
  • 丸山眞男『日本の思想』岩波新書
  • 見田宗介『宮沢賢治 存在の祭りの中へ』岩波現代文庫
  • 見田宗介『社会学入門』岩波新書
  • 高木仁三郎『市民科学者として生きる』岩波新書
  • 佐々木毅『「哲学と政治」講義Ⅰ・Ⅱ』講談社学術文庫
  • 小田実『世直しの倫理と論理』講談社
  • 真木悠介『気流の鳴る音』ちくま学芸文庫
  • 真木悠介『自我の起原』岩波現代文庫
  • 千葉眞『「未完の革命」としての平和憲法』岩波書店
  • 千葉眞『連邦主義とコスモポリタニズム』風行社
  • 大沼保昭編『国際社会における法と力』日本評論社
  • 大森荘蔵 『流れとよどみ』産業図書
  • 大森荘蔵『時間と自我』青土社
  • 堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』岩波新書
  • 渡辺一夫『狂気について』岩波文庫
  • 内村鑑三『代表的日本人』岩波文庫