ICU・ICU受験・ICU対策(国際基督教大学)大学受験の日曜講座

HOME >英語で知を読む講座2011

2016・夏期講座

英語で「知」を読む講座

混沌とした未来を切り開く知性を

英文に限らず,文章を読むときにはまず,筆者が何を言いたいのかを的確に把握することが目標です。文法や構文,単語や熟語の知識などはそのための道具に過ぎません。この目的を忘れた勉強は何の実も結ばない不毛なものに終わってしまいます。すなわち,断片的な知識をただ詰め込むことから論理的思考力を鍛えることへと勉強の重点を移していくことが肝要です。そしてさらに読みを深めていくためには,とりあげられているテーマに対する好奇心や,内容を理解するための背景となる知識,想像力,豊かな感受性なども必要となってきます。この講座の目標は,長文を読みこなすことを通じて,このような力を鍛えることです。  

 私たちを取り巻く世界は,21世紀を迎えてさらに一層変貌の速度を速めていて,地球規模に成長したさまざまな危機は人類のそしてあらゆる生命の生存を脅かしているばかりではありません。より困難でより深く本質的な問題は,日々の現実として生きている日常の中にあります。既成の枠組みや権威が次々と崩れ,出来合いの方法論では解けない事態がいろいろなところに生じています。自分の頭で考えるということ,そして世界が新たな様相で見えてくるような視点を獲得することが,今こそ必要とされているのです。そのためにはできうる限り先入観を排して事態・事物を直視しようとする認識に基づいて,できうる限り自由にものを考える力を鍛えていかなければなりません。文章を読むということ,英文の読解力をつけるということは,こうした力を――すなわち混沌とした未来を切り開く知性を――身につけるということでもあるのです。少々きついものになるかもしれませんが,知的好奇心をもって取り組めば,新しい世界が君たちの目の前にキット現れてくるはずです。

 

 

 これまでに講義でとりあげた書籍

 Japan in War & Peace” by John W. Dower  『昭和 戦争と平和の日本』

 “The God Delusion” by Richard Dawkins  『神は妄想である』

 “A Short History of Progress” by Donald Wright  『暴走する文明』

 “Failed States” by Noam Chomsky  『チョムスキー 破綻するアメリカ 壊れゆく世界』

   “Galileo’s Finger by Peter Atkins  『ガリレオの指』

 “After the empire by Emmanuel Todd  『帝国以後 アメリカ・システムの崩壊』

 “The Monk and the Philosopher by Matthieu Ricard 『僧侶と哲学者』

 “The Quantum and the Lotus by Matthieu Ricard   『掌の中の無限』

  “Dogs and Demonsby Alex Arthur Kerr  『犬と鬼』

 “Why We Do It  by Niles Eldredge  『ヒトはなぜするのか』

 “Representations of the Intellectual by Edward W. Said  『知識人とは何か』

 “Nature Via Nurture by Matt Ridley   『やわらかな遺伝子』

 “Pirates and Emperors, Old and New”  by Noam Chomsky  『海賊と帝王』

 “Consilience ― The Unity of Knowledge” by Edward O. Wilson  『知の挑戦』

   “Proust and the Squid ” by Maryanne Wolf   『プルーストとイカ』

  “Farewell to Growth ” by Serge Latouche   『脱成長による新たな社会発見』

など

受講生の声

  日曜講座で特に印象に残っている講座が,「英語で『知』を読む講座」と「日本の学問最前線」です。 どちらも5日間でかなりの量の知識を得ることができます。この2つの講座で私は,知ることの喜び,もっと知りたいと思う気持ちを学びました。

  大学に合格するためだけではなく,この講座では特に読解力・考察力・推理力を鍛えることができました。皆さんもこの講座で学ぶ充実感を味わってください。

 英語の勉強だけでなく,この講座で読んだ論文の内容はとても興味深いもので勉強になった。

 予習は大変でしたが,毎日超長文を読んだので自信がつきました。

 先生が論文に書かれていること以上に深い考察をしてくれたので,とてもためになった。

  英語の文章全体の内容を捉える練習ができて良かった。

  物事を見る目を養えてよかった。

  英語は難しかったけど,どれも学ぶべき内容だったので,英語力をつけてもっと論文を読んでみたいと思った。

  AO入試の面接で,この講座で読んだ本の感想を述べたら,面接官の先生に「そんな本、どこで読んだの?」と、びっくりされた。

英文の内容はとてもハードでしたが,とても興味深いテーマばかりで,考えさせられる講義でした。単なる長文読解に留まらず,自分の考えを改めさせられる良い機会にもなりました。今まで自分が考えていたり,理解していたことが,表面的だったことを改めて実感しました。

英文を読む時は単語や構文を取ることばかりに目がいってしまい,なかなか本文の内容を読み取り考えることができなかったので,良い練習になりました。こういう文章を英語で読むのは初めてですごく難しかったけど面白かったです。

混沌とした時代を生き抜くにはどうしたらよいか,自分がどうあるべきかを深く考えるきっかけになった

なんといっても,超超超長文を読む・読もうとする力がついた。各々のテーマの大切さ,深さに触れることができ,より一層知りたいとも思った。何より,小野木先生の深い考察,自分だけでは気づくことのできない問いかけ,世の中の事柄の新しい側面など,普通であれば5日間の授業では吸収できないことに接することができた。

受験勉強をしているだけでは見えないような分野・事柄に触れることができて,物を見る目がこれまでよりも”上がった”ように思います。

こうした類の文章でこれだけ長いものに触れる機会がほとんどないので,受講してよかったと思いました。英語の文章を読むだけでなく,その関連事項・背景についても聞くことができたので,教養や新たな視点も身についたかなと感じています。

普段,自分ではなかなか手に取らないような本を読むことができ,とてもよい機会になったと思います。めくってもめくっても英語の日々だったので,多少の長文を見たくらいではへこたれなくなったかも!?

「現代って…,人間って…,う〜ん……」とひたすら考えさせれた一週間でした。

受験申込受付中。お申し込みはE-mailまたはTEL(03-3370-8359)で。

開講日

2016年8月8日(月)〜8月12日(金) 13:15〜16:30(180分の講座です)

受験料

¥32,000(消費税込)
※以下の人は受講料が割引になります。

・「2016年夏期講座ICU受験対策講座」の受講生⇒¥16,000で受講できます。

・「2016年夏期講座SFC受験対策講座」の受講生⇒¥16,000で受講できます。

・大学生⇒¥16,000で受講できます。(学生証の提示が必要です。)

・日曜講座のOB/OG⇒¥10,000で受講できます。